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ドレスを着て思い出を残そう!フォトウェディングのすすめ

本格的な結婚式を挙げるためには、かなり前から準備が必要なうえ、お金もかかります。さまざまな理由から、あえて結婚式を挙げないカップルは増加傾向にあり、珍しいことではなくなっています。結婚式を挙げる予定はないけれど、結婚の思い出はきちんと残したいという人におすすめなのがフォトウェディングです。このコラムでは、フォトウェディングに興味がある人に向けて、フォトウェディングのメリットや具体的な手順について解説します。

フォトウェディングのメリット

フォトウェディングとは、ゲストを招待するような一般的な挙式や披露宴を行わずに、結婚の記念に写真を残すスタイルの結婚式のことです。費用をかけずにきちんとした結婚の思い出を残せるとして人気が高まっています。世の中の需要を受けて、フォトウェディングのやり方も、スタジオで行うものからロケーションを行うものまでさまざまです。基本的には結婚の前後に行われるのが主流ですが、フォトウェディングのやり方に特に決まりはありません。新婚旅行を兼ねて行うという方法も効率的です。結婚式を行うカップルが、結婚式の前後に別途撮影をすることもありますが、そちらは「前撮り」や「後撮り」と呼ばれるほうが多いでしょう。

シンプルでスマートなフォトウェディングを行うメリットは多く、実際にフォトウェディングを行った花嫁の8割が「やってよかった」という感想を持っています。次の段落からは、フォトウェディングのさまざまなメリットについて詳しく解説していきますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

1.時期や日程を選ばない

フォトウェディングのメリットのひとつが、時期や日程を選ばないことです。フォトウェディングを行ったカップルのうち、もっとも多いケースは結婚の1~2カ月前の撮影です。早くても結婚の半年前以内に行うカップルがほとんどですが、もちろん決まりはありません。フォトウェディングの日程に融通が利く理由が、一般の挙式や披露宴のような招待客がいないことです。基本的には夫婦の予定だけで決めればよいので、前もって日取りを決定しておく必要はありません。大安の日である必要も、招待客のことを考えて土日に限定する理由もないため、フレキシブルに決められます。

また、入籍から時間が経ってしまった場合や、マタニティの場合などのように結婚式を挙げるのがタイミング的に難しいときにも、フォトウェディングは便利です。写真を撮るだけであれば、入籍からの時間も関係ありませんし、マタニティ中の体への負担も軽減しやすいでしょう。カップルの行きたい観光地などで旅行を兼ねて行う場合でも、旅行の費用が安い時期を優先して設定できます。

2.費用がかからない

一般的な挙式や披露宴と比べると費用を抑えられるのが、フォトウェディングの大きなメリットです。「ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べ」によると、一般的な挙式や披露宴にかかる費用相場は357.5万円とかなり高額です。そのため、7割程度のカップルが、親や親族から援助を受けることで、挙式や披露宴を成り立たせています。いろいろなものを差し引いたうえでの、カップルの自己負担金額は平均142.8万円ほどです。結婚にあたって必要な費用は結婚式関係だけではなく必要に応じて、新居を借りたり家具を買ったりとさまざまな出費がかさみます。新婚旅行に行きたいというカップルも多いでしょう。

一方、フォトウェディングの費用相場は3~10万円ほどです。もっとも費用を抑える方法はスタジオ撮影で、3万円ほどで行えます。衣装の枚数やカット数などによって費用が変わってきますが、それでも負担の少ない金額でしょう。屋外で撮影するロケーションの場合では10万円ほどですが、こちらも衣装やカット数に加えて、撮影内容によって費用が大きく異なります。遠方で撮影する場合は、スタッフの出張費や宿泊費もかかりますし、撮影場所が増えるごとに費用がかさみます。しかし、それでも一般の挙式や披露宴でかかる費用と比べるとかなりリーズナブルです。また、スタジオ、ロケーションいずれにおいても撮影日を平日にすることで、土日の撮影よりも安くできる場合があります。

盛大な結婚式を挙げなくても、きちんとした結婚写真が残せるのがフォトウェディングの魅力です。結婚式にかける費用を抑えて、その分豪華な新婚旅行に出かけたいカップルや新生活のためにしっかりと貯金しておきたいカップルは、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

3.時間に余裕を持って撮影できる

時間的にゆとりを持って撮影できるのも、フォトウェディングのメリットです。挙式や披露宴中は、主役である新郎新婦は挨拶やお色直し、招待客のテーブルを回っての挨拶などに大忙しです。まずは式を円滑に進行させること、招待客へのおもてなしなどが優先となり、ゆっくりと写真撮影をするのは難しいことが多いでしょう。また、式までのさまざまな準備に追われた結果、当日はとても疲れていて満足いく写真が残せなかったというケースもあります。

その点、日時を選ばずに撮影だけをメインに行えるフォトウェディングであれば、ゆったりと撮影に臨めます。式場の下見や打ち合わせ、招待状の手配といった準備に追われることもない分、ブライダルエステなどに通って肌やボディなどを入念にケアすることもできます。睡眠時間も確保しやすいため肌の調子も整いやすく、当日のメイクも決まりやすいでしょう。時間に余裕を持って臨める分、自分がどんな写真を残したいのかしっかりとプランを練ることもできます。時間の余裕は、心の余裕にもつながります。心に余裕があれば、当日の撮影がより楽しみになり、撮影においても笑顔が生まれやすくなるでしょう。

4.好きなドレスを選べる

フォトウェディングであれば、衣装選びも自由です。大勢の招待客や親族も呼ぶ結婚式の場合では、人目も気になってきます。親の意見が反映された結果、無難なドレスになってしまったということもあるでしょう。基本的に、フォトウェディングはカップルだけで行いますので、自分の着たいドレスを選べます。人目を気にしなくてもいいので、たとえば胸元や背中が大きく開いたドレスなども選択肢に入ってきます。

撮影で着る衣装の枚数も自由です。ウェディングドレスや白無垢だけでも構いませんし、ウェディングドレスとカラードレス、ウェディングドレスと色打掛というように、複数の衣装での撮影も可能です。ときには立ったり挨拶をしたりする挙式や披露宴の場では、動きに制限の出る和装は敬遠されることもありますが、撮影だけの着用であれば挑戦しやすいでしょう。フォトウェディングの衣装はほとんどがレンタル可能です。また、結婚式で着るのと変わらない本格的な衣装が、豊富なバリエーションで用意されています。自分の好みに合ったドレス選びを楽しんでみるといいでしょう。

5.撮影場所も選べる

撮影場所を選ぶ楽しみも、フォトウェディングならではのメリットです。すでに述べたように、フォトウェディングの場合、撮影場所はスタジオあるいはロケーションのどちらかとなります。スタジオの場合は基本的には屋内となることが多いですが、ロケーションの場合は屋内屋外どちらの場合でも撮影候補は豊富です。スタジオの場合では、スタジオのセットや小物などを利用することができます。そのため、結婚式らしい雰囲気のある写真が撮れ、当日の天候にも左右されにくいのがメリットです。スタジオのセットを使うので、ロケーションと比べると所要時間も少なくて済むということもあります。

ロケーションの場合では、チャペルや森、神社、日本庭園など、さまざまなところが候補となります。希望によっては、有名建築物など由緒あるスポットで撮影できることもあるでしょう。旅行を兼ねて絶景のビーチで撮影することもできますし、2人の思い出が詰まった場所を選ぶというケースもあります。スタジオ撮影と比べると、よりリラックスして撮影に臨みやすく、オリジナリティーのある写真が残しやすいのがロケーションの魅力です。ただし、オプションが増えればその分費用もかかります。

また、屋外での撮影は天候にも左右されます。せっかく撮影に来たのに雨のために何も撮影できないといった事態を避けるためには、屋外だけでなく屋内の撮影も予定しておくほうが安心です。スタジオとロケーションのそれぞれのメリットや予算を踏まえたうえで、自分たちのイメージに合った撮影場所を選ぶといいでしょう。

フォトウェディングではどんなドレスを選ぶべき?

フォトウェディングの場合、ドレス選びは基本的に花嫁の自由です。しかし、ウェディングドレスひとつとっても、体をほっそりと見せるAラインタイプ、華やかなフリルのついたタイプ、大人っぽいマーメイドタイプなどさまざまです。撮影場所に合ったドレスを選ぶことで、より満足のいく写真が残しやすくなります。どれにしようか迷う場合は、撮影場所を先に決めておくとイメージを絞りやすいでしょう。

たとえば、公園などで撮影する場合は、芝生に座ることが多いのでふんわりと裾が広がったデザインにすると柔らかな雰囲気になります。撮影したい場所が日本庭園や神社仏閣であれば、やはり白無垢や色打掛などが似合うでしょう。遠方での撮影になる場合でも、できるだけパンフレットなどで撮影場所の雰囲気を確認しておくことが大事です。また、チャペルといっても雰囲気や造りはさまざまです。たとえば、洗練されたシンプルな雰囲気のチャペルであれば、同じようにあっさりとしたドレスがよく似合います。逆に、重厚感のあるチャペルの場合は、ロングトレーンのドレスを選ぶことで、格調高い写真に仕上がるでしょう。

青い海をバックに撮影する場合であれば、思い切って足が出るミニタイプのドレスにすることで快活さが表現できます。風などにドレスをなびかせたい場合は、軽い生地で裾の長いドレスにすることで雑誌に載るような格好いい写真に仕上がることもあります。もちろん、撮影場所に加えて、撮影する時間帯や季節を意識することも、適切なドレス選びには必要です。

似合うドレス・衣装を選ぶポイント

似合うドレスは人によって異なります。できるだけ、自分の体形や個性に合ったドレス選びをすることが大切です。フォトウェディングのドレスは基本的にレンタルとなりますが、スタジオなどによって用意されている衣装の数や種類、サイズなどが異なります。衣装の選択肢を広げるためには、衣装のバリエーションが充実しているスタジオを選びましょう。あらかじめスタジオのwebサイトなどを使って情報収集しておくことで、無駄足を省けます。人気のブランドものの衣装を多数取り揃えていること、最新のデザインを扱っていることは、そのスタジオが衣装に力を入れているかどうかを見極めるポイントのひとつです。

ドレスはできるだけ事前に試着を行いましょう。自分の判断だけでなく、パートナーや親の意見も聞くといいでしょう。スタジオのスタッフなどの第三者の意見も参考になります。また、ドレスの場合は前からみた姿だけではなく、後ろ姿も重要です。後ろからどう見えているかも、写真などに撮ってもらって確認しておきましょう。また、撮影したいイメージの切り抜きなどを持っていくなど、着たい衣装のイメージを明確にしておくことで、似たようなドレスを探してもらえる場合もあります。

ドレスはひとりでは着られないものです。そして、1枚の試着にも時間がかかります。しかし、できるだけ満足いく写真を残すためには、衣装選びにはできるだけ妥協をしないことです。試着の際には、アクセサリーや髪飾りなどの小物も合わせてレンタルできるか確認しておきましょう。髪型もドレスの雰囲気を大きく左右します。自分の中でできるだけ仕上がりのトータルイメージを固めておくことが、ドレス選びには大事です。

フォトウェディングで思い出を残そう

これまで述べたように、結婚式を挙げる予定がなくても、フォトウェディングを行うことで、本格的な衣装を着てきちんとした結婚の思い出を残せます。ウェディングドレスは、結婚以外ではまず着る機会はないでしょう。結婚写真を形として残すことで、夫婦として新たな一歩を踏み出す節目にもなりますし、写真をプレゼントしてあげることで両親への親孝行にもなるでしょう。良い写真が撮れればその年の年賀状にも使えますので、結婚式を挙げなくても、友人知人にきちんと結婚らしい報告ができます。

結婚をするときには、手続きに追われるほか、気分の高揚感などもあって未来のことはあまり想像しないかもしれません。しかし、結婚から10年、20年と経ったときに結婚という一生の思い出が何も残っていないというのは寂しいものではないでしょうか。結婚式を挙げる予定がないのであれば、経済面はもちろん他のメリットの多いフォトウェディングを検討してみてはいかがでしょうか。

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